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賴岳寺三十六世 岸田栽華


  「祈る」ということ
 「昔、日照りに難儀している村人たちが、名だたる祈祷師にお願いしたが効き目なく、藁をもつかむ気持ちで、
日頃は誰も気にもとめないでいた坐禅と掃除ばかりしている山寺の和尚に、雨乞いのお経を頼みに出かけた。
 和尚の言うには「皆の衆安心されよ、わしが拝めば必ず雨が降る」。
 地獄に仏とはこのことかと村の衆かたずを呑んで、お経が上がるのを本堂で待っていた。
 やおら金欄の装束に着替えた和尚、一同に向かって言った「皆の衆、わしはこれから毎日、皆のためにお経を上げる事を約束する。
雨が降るまで祈ることを約束する。安心されよ必ず雨は降る。」
 人心を安心せしめる祈祷は、行解相応(物事の真理をよく理解し実行できる) の人にしてはじめて行うことができる。
 現代科学は、量子力学の分野で今「祈る」ことの特異性に気づきはじめたようだが、それはともかく、今、ここで、自分で、
すぐに出来る最善の行動は「祈る」ことだとは、釈尊以来多くの聖人たちの到達した共通の確信であるように思う。
 念ずれば思い通ずと

  (いにしえ)の人は言いたり念じて生きん
 「世界が平和でありますように」と念じ続ける「気」を途絶えることなく持ち続けることが、今すぐ誰にでも出来る、
世界を変える最善の方法でありましょう。

  祈りの実践
 祈り方と祈っているときの心の状態については、「気」という 「人間だけが気づいた、説明の難しい、しかし簡単な心の状態」
ですので、姿勢を整え、呼吸を整え、心を鎮めて「祈り」を体験することをお勧めいたします。
 皆様方のご健勝を祈念申し上げます

合掌